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2012年度 旅客サービス部会
部会長 信山 重広
出身LOM 小金井青年会議所

 2012年度一年間の活動報告をいたします。
 昨年は、4月29日に発生した関越自動車道 藤岡ジャンクション付近で発生した高速ツアーバスが防音壁に衝突し、乗客7名が死亡、乗客乗務員39名が負傷した交通事故は社会的に大きな衝撃を与えました。この事故を発端に高速ツアーバスの安全性が社会的にクローズアップされ、規制改正や規制強化が行われました。このことに関連して、貸切バスの規制強化に波及し車両価格の上昇や運行管理に係る経費の増大により事業者の取り巻く環境は一層厳しい環境にさらされました。
 タクシー業界においては、全国的に減車が進んでいるもの、営業収入や輸送人員は回復されていない一年だった。
 1月は、京都にて通常総会及び例会を開催した。地域の動きについてメンバー間の情報交換を行なったが、各地においてメンバーが先導的に取り組んでいる姿は心強い限りであった。近畿運輸局自動車部長 澤井 俊様より「これからの旅客サービスについて」というテーマでご講演いただきました。
 7月には、国土交通省自動車交通局旅客課課長鈴木昭久様より「最近のバス・タクシーの状況等について」というテーマでご講演いただきました。鈴木課長におかれましては高速ツアーバスの対応で大変お忙しいにも関わらず、ご参加いただき、活発な意見交換をすることができました。これも、10年以上にわたり1月には近畿自動車部長、年2回は国土交通省の方を講師に招いていることによって太いパイプが出来ていることがベースとなっていると実感する。今後も課長はもちろんのこと、専門官などの同世代である役人の皆様と、業界の主張をするのではなく、青年会議所運動の基本であるまちづくりを原点としながら業界として何が出来るのか、何をする必要があるのかの議論を深める機会を作っていきたい。
 10月には、郡山及び仙台にて例会を開催した。1日目の第1部では、青年会議所のOBでもある郡山市議会議員 佐藤徹哉様より「東日本大震災からの復興に向けて」と題して講演いただきました実体験に基づいたお話やまだまだ復興が進んでいない現状などを詳しく説明いただき、また、活発な意見交換がなされました。第2部では、エイブル株式会社 代表取締役 佐藤順英 様より、原発に係る事業者の立場から原発事故についての原因や現状についてわかりやすく説明をいただきました。
 2日目は、郡山から仙台に移動し、被災地の現地視察を行いました。まずは、移動中において仙台の会員の皆さんから震災当日の様子についてDVD放映を交えながらお話をお聞きしました。続いて、大川小学校や女川周辺の被災地に訪れました。大川小学校では津波が3階まで到達した跡や渡り廊下がなぎ倒された跡があり、周辺にあったはずの住宅が流されてしまい、何もない平野を見るとまだまだ復興が進んでいないことを実感しました。また、その後、石巻市の宮城交通様を訪問し、社長さんより震災直後から営業再開までのお話をお聞きしました。最後に仙台空港への視察も行いました。
 本例会を通じて、テレビ・新聞等の報道の情報はあくまでも全般的な情報であり、現地にて直接お話を聞いた入り、視察することの大切を改めて実感いたしました。設営いただきました皆様、本当にありがとうございました。
 12月には、東京にて最終例会を開催した。第一部では福島大学特任准教授吉田様より、「地域公共交通戦略について」をテーマにご講演いただきました。デマンド型の運行やタクシー・バスなどが協力して地域交通を支える先進地について実例を交えながらわかりやすく説明いただき、大変勉強になり、今後の活動のヒントをいただいた。第二部では、「これからのタクシー・バスについて」をテーマに国土交通省自動車局旅客課長鈴木昭久様にご講演いただきました。
 会員拡大については、先輩方の協力により、数名が入会いただきしたが、いまだ大きな成果を挙げることが出来なかった。業界のメンバーが減っていることもあるが、もっと積極的なPRが必要であると実感した。次年度以降も最大の懸案課題である。
 名簿の改定や地区別の会員交流会の実施などメンバーの部会への参加意識を向上させるための取り組みについて達成することが出来なかった。なかなか頻繁に集まれない経済環境だからこそ、もっと頻繁に日常的な情報のやり取りが必要であった。次年度以降の課題として取り組みたい。
 最後になりますが、会員減少や業界の不況状態など部会運営について原点に立ち返った見直しが迫られている。現役会員・シニア会員区別なく青年会議所に学んだものを生かして、各企業の経済活動を通じて社会貢献するという原点に立ち返り、部会の存在価値を問い直す一年であってほしい。
 部会運営に支援いただいた全ての皆様に感謝申し上げ、一年間の報告といたします。誠にありがとうございました。


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