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 2009年度一年間の活動報告をいたします。
 私どものタクシー業界として大きな変化が求められている。一昨年度、国土交通省のタクシー事業を巡る諸問題に関する検討ワーキンググループにおいて、わが業界の問題点が様々議論された。それを受け、昨年10月「特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法」が施行され、規制緩和で大きく歪んだ業界が再び規制強化へ向かうこととなった。その過程を、3月・9月と2度の例会にて国土交通省旅客課より講師を招いて、経緯・趣旨を理解することに務めた。また、12月例会においても、法施行後の各地域の動きについてメンバー間の情報交換を行なったが、各地においてメンバーが先導的に取り組んでいる姿は心強い限りであった。これも、10年以上にわたり1月例会では近畿自動車部長、3月例会では国土交通省旅客課長を講師に招いていることによって太いパイプが出来ていることがベースとなっていると実感する。今後も同世代である役人の皆様と、業界の主張をするのではなく、青年会議所運動の基本であるまちづくりを原点としながら業界として何が出来るのか、何をする必要があるのか、の議論を深める機会を作っていきたい。
 例会の充実という点においては、2点のチャレンジをした。6月には沖縄県那覇市での例会開催、7月には鳥取市での例会の開催を実現した。両地域共に部会として初めての例会の開催であった。それぞれの地域にぞれぞれの事業があり、タクシー・バスを含めた地域交通が成り立っている。沖縄例会では、沖縄ならではの観光を主体とした交通体系、鳥取では「くるり」と名づけられた地域循環バスやレトロバスの運行など、地域の特色を生かした交通体系は大いに参考になるものであった。その現地に押しを運び、自ら体感することは、一番の勉強であることを再認識した例会であった。
 また、9月例会では、株式会社ハー・ストーリィより講師を招き、「クチコミュニティ・マーケティングとは?」「女性会員アンケートから見えるタクシー業界」という内容でセミナーを開催した。会員だけではなく、会員会社の社員も含めての勉強会とした。通常会員だけの例会であり、各社の社員から見てJCの部会が何をしているのか見えにくいと思うが、共に勉強することにより、青年会議所、部会への理解を深めていただく機会とした。
 会員拡大については、いまだ大きな成果を挙げることが出来なかった。業界のメンバーが減っていることもあるが、もっと積極的なPRが必要であると実感した。次年度以降も最大の懸案課題である。
観光事業部会と合同で、観光庁の方を呼んでの勉強会を開催したり、共同でサマーコンファレンスのブースを設営したりと、部会間の交流については成果を挙げた。また今後その他の部会とも部会長同士だけでなく、会員同士が交流できる機会を積極的に提供していくことがのぞましいと考える。
 名簿の改定や地区別の会員交流会の実施などメンバーの部会への参加意識を向上させるための取り組みについて達成することが出来なかった。メーリングリストを作り情報交換を日常的にする環境は作り上げたが、まだまだ例会の案内などの限られた情報の発信で留まってしまった。なかなか頻繁に集まれない経済環境だからこそ、もっと頻繁に日常的な情報のやり取りが必要であった。次年度以降の課題として取り組んでほしい。
最後になりますが、来年は15周年を迎える大事な年である。会員減少や業界の不況状態など部会運営について原点に立ち返った見直しが迫られている。現役会員・シニア会員区別なく青年会議所に学んだものを生かして、各企業の経済活動を通じて社会貢献するという原点に立ち返り、部会の存在価値を問い直す一年であってほしい。
部会運営に支援いただいた全ての皆様に感謝申し上げ、一年間の報告といたします。誠にありがとうございました。
2009年度 旅客サービス部会
部会長 山口 松之進
出身LOM (社)郡山青年会議所



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